奥村建築事務所

施工事例

会社概要

奥村建築事務所

電話番号011-563-0966

 

理想の住まいを求めて70年

私達の住む北国は自然環境に恵まれ山川草木の美しい所ですが、長い冬は酷寒と豪雪のため我慢と苦闘の生活でした。

しかし当社創業以来70年近くの研究開発による一貫した技術と長年蓄積された経験を元に、お施主様一人ひとりと向き合いそれぞれのニーズに対応した唯一無二の理想の住まい(注文住宅)を提供し続けてきました。

施工も当社社員の大工が精魂込めて作り上げ、お施主様とはアフターも含めて生涯を通してお付き合いさせて頂いています。

1. I邸(S36.12)
2.T邸(S38.11)
3. M邸(S38.10)
4.N邸(S38.10)
5.S邸(S37.10)
6.S邸(S37.07)

省エネと断熱構造

快適性と暖房方式

断熱工法は内断熱(充填断熱)と外断熱(外張断熱)の二つの系統に分けられます。

内断熱はグラスウールのような無機繊維系の断熱材を使用し、壁・床・天井の裏側に施工します。グラスウールが断熱材として市場に出回るようになったのは昭和38年頃からで、現在に至るまで一般的に広く使用されて来ました。

一方外断熱はスタイロフォームのような発泡プラスチック系の断熱材を建物の外側から包み込むようにして施工する工法で、この種の断熱材の特性を生かした効率のよい工法です。スタイロフォームが初めて市場に出回り始めたのも昭和38年頃ですが、グラスウールに比べ高価だった事もあり当時は余り注目されませんでした。しかし最近は内断熱を補足する外貼り工法が主流になってきています。

昭和39年に当社先代社長が初めて木造住宅に外断熱工法(別名「魔法瓶型断熱構造」)の第一号を試み、スタイロ断熱推進協会を立上げて普及に努めてきました。

現在ではこの「魔法瓶型断熱構造」をベースにして内断熱を併用した高断熱住宅へと進化しています。

加えて当社が特にこだわっているのが建物の気密化です。

気密材(ポリエチレンシート)の貼り合わせ部分や貫通部など細部まで隙間を作らない施工を徹底して貫いて来ました。

熱貫流率などの断熱表記の数値には表れ無い部分ですが高気密住宅は格段にエネルギー消費量が少なく暖かな住宅となります。

 建物が高断熱・高気密であっても暖房方式によって快適性が異なってきます。一般的な対流式(FFストーブ・ファンヒーター)の暖房や近年普及してきた寒冷地エアコンは風(空気)の流れを伴うので不快感を誘発します。室内における温度差も生じ快適性におおいに影響します。

 最も普及している輻射式(パネルヒーター)のセントラル暖房設備でも室内の空気に対流が発生し、温度差も解消しきれません。

 又、パネル式の床暖房もありますが敷設部分とそれ以外の部分で温度差が大きく快適とはいえません。その上この局部的な床暖房の場合は室内全体を温めるため設定温度を高くする必要があります。

 当社が改良を重ねてきた暖房方式は「建物の床=暖房器」という発想に基づくものです。従って建物の特定の箇所(例えば収納・押入・冷蔵庫下など)を除いて全面的に床暖用パイプを敷設する事により室内での上下温度差・空気対流が少なく天井や壁などの内装材も汚れずらく非常に快適性が高いのです。